馬インフルエンザ発生
2007/08/19(17:25)
8月16日。早朝に“馬インフルエンザに罹患した疑いのある馬を確認”とのニュースが編集部に飛び込んできた。午後になってJRAが六本木本部、美浦、栗東トレセンの3場で記者会見。陽性反応の出た馬の数を発表し競走馬の移動制限をしつつ通常通り競馬を開催する旨を発表。一旦は区切りがついたが、夕方になって札幌競馬場の小原靖博、函館競馬場の橋本篤史から電話が入る。それぞれが異口同音に「在厩組にインフルエンザ感染馬がグングン増えています。このままだと開催中止が濃厚でしょう」とその後の様子を伝えてくる。東西トレセンは勿論、小倉や新潟からも同様の連絡が入る。錯綜する情報をそれなりに整理しているうちに一日が終わった。
17日。午前9時台にJRAから「小倉、新潟、札幌と3場すべての開催を中止する」との知らせが入った。そして午後には凱旋門賞挑戦が決まっているメイショウサムソンも陽性反応が出たと判明。これによってフォワ賞から本番のローテーションは変更を余儀なくされそうだ。午後になって各現場記者から「土日はどうしましょうか」と問い合わせが入る。競馬がない週末に各人が当惑しているのだ。考えてみると次週号の週刊競馬ブックでは3場24レース分の成績欄約60ページほどが空白となる。そこで“東西ジョッキー完全データ”や“騎手、調教師あんなこんなランキング”などでを載せてみたが、モノクロページがなかなか埋まらない。頭を悩ませていると「インフルエンザが猛威を振るった1971年の有馬記念の思い出を2ページ書こうか」と美浦の関谷チーフが声をかけてくれる。一方、北海道出張中の取材班は「何なら急きょキーンランドCの有力馬厩舎レポをやりましょうか」と申し出てくる。そんなこんなで週報も無事にページ割りが終了。ひと息ついた。
18日。土曜日だというのに競馬がない。編集部、業務部、画像部は週刊誌作成に専念。巻頭の「馬インフルエンザJRAを直撃」や「秋を待つスターホース古馬篇」といったカラーページの特集を仕上げにかかる。そうこうしている間にもインフルエンザの感染馬はJRAだけでなく公営競馬にまでも広がりを見せているという知らせが入る。会社を訪れた厩舎関係者も「このままでは競馬を再開できない」「長引きそうだぞ」と表情を曇らせる。そして夕方になって、急きょ週刊競馬ブック8月20日号の休刊が決まった。“想像以上に感染馬が増えて競馬開催のメドが立たず、読者の方に満足していただける雑誌を届けられそうにない”との社としての判断だった。
19日。JRAから予定通り次週の特別登録が発表された。地方馬が登録できなくなった札幌クローバー賞は不成立になりそうだという憶測が流れたが、結局は10頭が登録してきた。3場で一番頭数が多かったのは新潟・新発田特別の64頭で他の特別もそれなりの数が揃った。出馬投票の際には全頭検査を実施して陽性の馬を除外する形になるのだろうが、数字上からは25、26日の開催は可能となった。こうなるとあとはインフルエンザの終息を待つばかり。競走馬の移動制限が解かれる日が早くくることを祈りたい。
そういった事情で残念ながら明日発売の週刊競馬ブックは休刊とさせていただきます。なお、前述の特集記事はホームページに転載していますのでぜひご覧ください。
(MK)
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1.傍観罪で終身刑より (2007/08/20 00:31)●こちら栗東編集局 - 馬インフルエンザ発生 週刊競馬ブック8月20日号の休刊が決まった。“想像以上に感染馬が増えて競馬開催のメドが立たず、読者の方に満足していただける雑誌を届けられそうにない”との社としての判断だった。 ●Gallop online -- 今週のGallop (via週