外国馬の取材

2006/11/16(21:09)

 16日、マイルCSに出走を予定して、京都競馬場に入厩しているコートマスターピース(写真)の取材へ。

 私が初めて外国馬の取材に行ったのは2年前のマイルCS。ラクティが京都競馬場に入厩したとき。それ以来、関西に外国馬が入厩したときには、基本的に私が取材に出かけている。これが何度目かはわからない(数が多いわけではなく、単に忘れただけだ)が、さすがにだいぶ慣れた気がする。

 外国馬への質問の内容は大体決まっていて、日本のレースに参戦することになった経緯、調整過程、その馬のタイプ、ベストレース、知っている日本の馬や、注目している日本の馬がいるか、あたりがそれ。まあほとんどの陣営が快くすべての質問に答えてくれる。時には、競馬と関係がなさそうな質問が飛び交ったりもするが、そういう質問にも笑顔で答えてくれるのが面白い。

 最近では、外国馬ではないが、今年の宝塚記念に出走するために京都競馬場に入厩していたコスモバルクの榎並調教厩務員が、「昨日のサッカーは見ましたか?どこのファンですか?」という突拍子もないような質問をされたことがあった。これには「えぇ、見ましたよ。サッカーは・・・今は特にチームはないですね。中田が好きでした、ベルマーレ平塚時代の」と答えてくれた。さすがに「これ、新聞に載ったりするんですかね??」と当惑した様子だったが、まぁ、京都競馬場の国際厩舎脇では毎回こんな感じで共同会見が行われていたりする。新聞に載らないやりとりは結構あるのだ。

 さて、今回。コートマスターピースを担当しているニコルソン厩務員に、こういう質問があった。「日本の馬で、何か知っている馬はいますか?今回のレースに出る馬に限らなくても構いませんから」。
 これにニコルソン厩務員(写真鞍上)は、「今回出てくる馬は大体ビデオで見ました。ダイワメジャーやダンスインザムードあたりが当面の敵だと考えています」と、答えてくれた。さらに、「ほかに知っている馬は・・・ディープインパクトはもちろん知っているし、あとはハーツクライかな。アスコットであの馬の馬券を買って痛い目にあったんだ。そうだなあ・・・1週間分の給料より多い金額を買ったんだけどね。あのあと1週間くらいはおなかがペコペコだったよ。みなさんはそうならないようにね」と笑顔で答えてくれた。もちろん、今週の競馬ブック紙上には載らない話。馬を見るプロ、それも競馬の本場イギリスのホースマンでも馬券を当てるのは容易ではないようだ。

 しかし毎回、外国馬の取捨は難しい。調教方法・過程が独特な上に、どの陣営も大体強気のコメントしかしないからだ。今回も例外ではなく、2日続けて速い時計を計時したかと思えば、「とにかく順調。状態もいいよ。もちろん勝つために日本にきたんだからね。いい結果を期待しているよ」とはホールグリーンパウリ調教助手。昨年の香港マイルでブリッシュラックに食い下がり、アサクサデンエンには先着を果たした馬、今年もまた悩まされそうだ。

(坂井直樹)

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