ファン投票1位≠1番人気

2007/06/24(10:58)

 データものとしては天皇賞以来の更新。
 ここまで、桜花賞、天皇賞の2つを取り上げ、1勝1敗の五分ということで、何とか前半戦を勝ち越して終わりたいと思っている。その春のG1戦線最終戦がこの宝塚記念である。18頭フルゲート、出走G1馬も7頭の最多タイ(89年以来、スイープトウショウが出ていれば史上最多だった)、同年のダービー馬出走(しかも牝馬)と、レースが始まる前から記録尽くめの今年。どうも一筋縄では行かないような気がしてならない、と思うのはデータマニアだからだろうか。

 さて、今の段階の人気だが、1番人気は話題性抜群のウオッカ、2番人気が昨年の2冠馬で、春の天皇賞を制したメイショウサムソン、差がなく昨年秋の天皇賞馬ダイワメジャーといった感じになっている。
 もちろん注目はウオッカで、制するために、3歳馬として、牝馬として、ダービー馬として、あらゆる面で歴史を作らねばならない。そこをデータで何とか導き出せないかと思ってはいたのだが、あまりに例外過ぎて(牝馬ダービー馬自体が64年ぶりなのだから)いじりようがない。別の角度から探ってみるしかないだろう。

 宝塚記念は有馬記念同様、ファン投票で出走馬の大半を選出するわけで、出走さえしてくれば、普通は「ファン投票1位=1番人気」となりそうなものである。しかし今年、現段階ではファン投票1位メイショウサムソンは、64年ぶりの牝馬ダービー馬ウオッカ(同6位)に1番人気の座を譲っている。それも、若干、差のある人気ぶりだ。締め切りまで、大体このままで進むのではないだろうか。
 そこで、過去47回を振り返り、「ファン投票1位≠1番人気」の例を探してみた。処理がややこしいので、ファン投票1位が出走しなかった17年分は除外して考えると、この「ファン投票1位≠1番人気」のパターンは9回ある。47−17=30回中9回だから、割合を考えると結構多い。さてその結果はというと

63年 リユウフオーレル 1着(2番人気 : 2着馬エムローン=1番人気
70年 リキエイカン 5着(2番人気 : 1着馬スピードシンボリ=1番人気
76年 ロングホーク 2着(2番人気 : 1着馬フジノパーシア=1番人気
86年 スダホーク 5着(2番人気 : 1着馬パーシャンボーイ=3番人気)
88年 タマモクロス 1着(2番人気 2着馬ニッポーテイオー=1番人気
95年 ライスシャワー 競走中止(3番人気 : 1着馬ダンツシアトル=2番人気)
98年 エアグルーヴ 3着(3番人気 : 1着馬サイレンススズカ=1番人気
04年 リンカーン 3着(3番人気 : 1着馬タップダンスシチー=1番人気
05年 ゼンノロブロイ 3着(2番人気 : 1着馬スイープトウショウ=11番人気)

 なんとも中途半端な結果を出してくれるものだ。人気に応えているといえばそうなのだが、ファン投票1位の馬としては案外の成績といえなくもない。少なくとも、馬券の軸として買えそうな成績ではない。しかし、着眼点を替えれば、「勝つときは相手は1番人気」ということがいえそうだし、開催時期が1カ月遅くなった96年以降に限定すれば、対象馬はすべて3着。また、敗れた時の勝ち馬のほとんどが1番人気なので、買うなら1着=メイショウサムソン、2着=ウオッカ固定の馬単、3連単か、1着=ウオッカ、3着=メイショウサムソン固定の3連単のいずれかのようだ。
 ここまで固定できながら、下手に点数を絞って相手が抜けると痛い思いをしそうなので、素直に総流しをかけてみたい。

結論
馬単 17→2
3連単 17→2→(全通り=16点)、2→(全通り=16点)→17  総点数33点。
現段階で、馬単が24倍、これが当たれば3連単は自動的に当たるので、33点分は回収できる。


 ちなみに、同じくファン投票のある有馬記念でも同様の調査をしてみたところ、昨年までの51回の中で「ファン投票1位≠1番人気」が16回あり、勝ったのは90年のオグリキャップ(4番人気:1番人気=ホワイトストーン)1頭だけ。メイショウサムソンの1着固定の組み合わせは外して買うのが賢明なのかも知れない。

 これだけの長文を書いておいて、締め切ったらメイショウが1番人気でした、なんてことになったら・・・その時はごめんなさい。

(坂井直樹)

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