JRAプラス10を検証!
2008/01/05(11:47)
JRAプラス10について検証してみようと思っていたら、朝のバタバタした時間帯、京都1Rでいきなり複勝が元返しに。発表された票数で計算してみたら、勝ち馬の複勝はなんと売り上げの77%に上っていた。単勝でも73.9%で元返しなので、複勝の77%は、まぁ何と言うか異常な売れ方だった。とはいえ、大々的な宣伝の効果がありすぎた形にはなったが、1Rとは思えないくらいの票数が売れていたし、馬券を勝ってレースに参加する人数が増えた(のかな?)のはいい傾向、と前向きに捉えたい。
さて、そんなわけで複勝の場合はJRAプラス10が発生しにくいことは証明されたわけだが、単勝の方はどうか。この京都1Rの単勝配当は110円だったが、支持率は71.9%。73.9%を下回っているので、10円上乗せの結果ではなく、「正真正銘の110円」だったわけだ。単勝なら元返しはなさそうなのか、そもそも単勝1.0倍の馬は人気に応えているのか。これまでの単勝1.0倍だった馬の成績から検証してみた。
いきなり数字を出すが、86年〜07年までで単勝1.0倍に支持された馬は55頭。この中でもっとも支持率が高かったのは81.2%(94年、1回札幌5日目、未勝利戦、マイダイアモンド)。91%を大きく下回っており、JRAプラス10に当てはめても10円上乗せされる支持率。単勝なら元返しはほぼないと言って良さそうだ。さて、その55頭の成績は
(1着数.2着数.3着数.着外数)=(49.3.0.3)
という成績を残している。まぁ回収率ベースで考えればマイナスなので悪いということになるのだろうが、圧倒的1番人気の成績として考えれば、決して悪い数字ではない。この55頭がすべて110円で払い戻されたと仮定すれば、回収率は98%。また、これをサラブレッドに限定すれば、その成績は
(1着数.2着数.3着数.着外数)=(40.3.0.1)
である。着外の1度も、同じレースで人気したであろう馬が取り消していたので、押し出される形で一本かぶりになったものと考えていいだろう。ならば連対率は100%。単勝回収率も、JRAプラス10を適用すれば、102%と僅かにプラスを計上できる。これなら、単勝1.0倍に支持された馬は自信を持って買っていい、と言えるのではないだろうか。
なかなかお目にかかることはないと思うが、もらえる10円はありがたくもらっておきましょう。
(坂井直樹)
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