園田競馬場探訪記
2008/11/05(20:51)

天皇賞の熱戦から一夜明けて11月3日、同期の足立TMとともに園田競馬場へ向かいました。目的はもちろん、JBC観戦。
九州出身の私、入社前に佐賀、荒尾には行ったことがあるものの、それ以外の地方競馬場に行くのは今回が初めて。仕事を意識せずに競馬を現地で観戦するのも実に久しぶりとあって、いつになくワクワクした気分で電車に飛び乗り、いざ園田へ。
最寄の駅からJRで大阪まで出て、阪急電車で梅田から園田へ。
こんなことを言うと馬鹿にされそうですが、園田がこんなに近いとは知りませんでした(汗)。梅田から片道180円、わずか4駅。大阪までが遠いといっても、栗東から1時間程度。22174人も入るはずです。JRAのウインズなどでも発売されていたようですが、ウインズ難波に行くなら現地に行けばいいのに……と人事ながら思ったりして。
さて、園田駅に到着して、人の流れは明らかに園田競馬場向き。無料バスに並ぶ列が尋常ではない長さだったので歩いて向かいましたが、案外、競馬場までは程よい距離だったように思います。ひょっとすると、ワクワク感のおかげだったのかもしれません。
競馬場についたのが7Rの直前。ゲートに100円玉をガチャコンと入れて、いざ入場。と、すでにパドックには二重三重の人だかりが。メインの頃にはどうしようもないくらいの人になるんだろうなあ……と思い、何より先にひとまず馬券を購入。これがあとあと痛手につながります。
さて、一息ついて、腹を減らした足立TMがやきそばを買いに。私も、事前にわが社のお食事大臣・三浦TMに聞いていた園田の2大名物「ホルモン」、「たこ天」を……と思ったら、やはり行列が。ここに並んで競馬を見逃すのはもったいなさ過ぎる、と判断してこれを回避。とりあえず、7Rを見にスタンドへ。
いやぁ、近い。馬がとにかく近い。こんなことに感動していいのかどうか、もっと言えば、普段のトレセンで同じくらい近い距離で馬を見てはいるんですが、競馬をこの目と鼻の先で見ると迫力が違います。荒尾でもほとんど感じなかった感覚を覚え、妙に興奮してきた私は、
「今日はプライベートだし、仕事できているわけでもないし、こういうのもええよな」
と、足立とともにビールを購入。人生初、酒を片手に競馬観戦をしました。学生の頃は競馬を見るといっても酒は飲みませんでしたし、入社したら競馬=仕事ですから酒なんて飲めませんし。
これが新鮮で新鮮で。単なる酒好きであることも少なからず影響しているのでしょうが、そこに好きな競馬が加わるとこんなに楽しいものかと。こういう楽しみ方もあるんですね。
さて、ここから人が増え始めたので、馬券も買ったし、早いうちに外ラチ沿いの場所をとりに行くか、と場内をうろつくと、知った顔に出会う出会う。隙間を縫って移動し、ぶつかりそうになった人に「あ、すんません」と言おうとしたら、それが今年入社した羽生TMだったり、そこで「(同じく今年入社の)田村TMもいましたよ」と聞かされ、8Rを終わってちょっとうろついたら、他社のTMと一緒に来場していた先輩・水野TMに会ったり。後から聞くと、TM以外にも、わが社の他部署の人たちも多くいたようで、やはりみんな競馬が好きなんだな、と改めて実感。
そんなわけで、ここからは私たち2人と水野TM組の5人ほどで観戦。大人数でワイワイガヤガヤしながら馬券を買ってレースを見る。JRAでいうところの「CLUB KEIBA」でしょうか。久しぶりに競馬を楽しんだ気がします。
レース結果は皆さんご存知のとおり。
スプリントは松岡騎手騎乗のバンブーエールが逃げ切り勝ちを収めました。馬体重もパドックも見る前に馬券を買った私はブルーコンコルド(馬体重プラス10キロ)の単勝で撃沈、足立TMも浮かない表情、背後では「逃げるんなら先に言うといてくれよ」と水野TMがボヤき、どうも誰にも勝利の女神は微笑んでくれなかったようで。しかし、バンブーエールは本当に力をつけていますね。骨折から復帰後、栗東・Bコースで破格の時計を連発、その攻め通りに連勝。普段から見て、そう実感していながら馬券を買えなかったことにとても悔しい思いをしてしまいました。ブルーコンコルドは、ずいぶん早い段階から幸騎手の手が動いていましたが、4角手前からはしっかりと脚を使って追い上げてきました。エンジンのかかりが遅かった、という印象で、今は小回りの1400mだと忙しいということでしょうか。馬券の勝ち負けを抜きにしても(涙)、ちょっと残念な結果ではありました。
クラシックはクラシックで見どころ十分のレース内容。最後はヴァーミリアンが王者の貫禄といいましょうか、きっちり半馬身先着して連覇を達成。私の馬券はサクセスブロッケンが交わされた時点で紙くずと化してしまいました(涙)。このサクセスブロッケン、馬場入り後から気負い気味で、その後も待機所から早い段階でゲート裏へ行き、横山典騎手が何とか落ち着かせようとしていたように映りました。それでもスタートが近づくにつれてかなりうるさい様子に。そして、スタートでは躓き気味に出負けして、ハナに行くまでに脚を使わされてしまいました。ゴールでの差はこのあたりが影響したでしょう。しかし、そんな状況下でもヴァーミリアンに食い下がったあたりがこの馬の能力の高さ。使った次、JCダートでは逆転できるのではないか、と思わせるに十分の内容だったと思います。
せっかくなので、と最終の北陸・東海・近畿・中国地区交流牝馬限定の重賞レース・兵庫クイーンカップを、やはり馬券を購入して観戦。レース直前の場内実況「園田競馬は今日だけではありません」に場内が盛り上がって拍手が起き、さらにそれに応えた「ありがとうございます」の声に場内がドッと沸く。JRAの競馬ではあまり感じたことのない、ほっとするというか、非常に居心地の良さを感じる一瞬でした。
例によって馬券は外れましたが、それでも妙な満足感を得て帰れることに喜びを感じ、また来たいなと思い、やっぱり競馬が好きなんだなと、妙に納得して園田を後に。帰り道はさながら民族大移動。周辺の住民の方々が目を丸くして「今日は何があったんやろか」「そんな大レースがあったんか?」と周りの人と話しているところをみて、初めてJBCが園田にとってどれほどの大イベントだったのかを理解しました。
競馬を通して、こんな気分になったのは久しぶり。何か初心に戻れた気がしました。また、機会を作って園田へ足を運びたいと思います。
※写真(左から)
1、食べ物を物色しに行く足立TM
2、ビールを片手に2階テラス?からパドックを望む
3、人で埋まったスタンド〜コース沿い
4、バンブーエール&松岡騎手のウイニングラン
5、JBCクラシック1周目スタンド前
(坂井直樹)
トラックバックURL