まさかまさか

2009/02/16(19:46)

『ひと足早い春の訪れ  淀で満開サクラメガワンダー』

これは今日発売の週刊競馬ブック、京都記念の見出しです。
と書いて、あれっ?と思われた方、かなり読み込まれていますね。

そう。この見出し、実際に掲載されているものとは違います。出稿しなおしました。
ただ、私の場合、よほどの理由がない限り、見出しを出稿しなおすことはありません。
つまり、今回は「よほどの理由」があったんです。

その理由。
特別登録が出て慌しさを増した日曜夕方の編集部にFAXが一枚。
そこには、翌週の週刊誌のクイーンCと京都記念の検討記事のページに掲載される見出しと、
「見出しが若干被ってるんだけどどうする?」という内容の画像製作局からのコメント。

冒頭の見出しと、今週の週刊競馬ブック32ページを見比べていただくとお分かりいただけるでしょう。
それぞれ別のスタッフが出稿していますから可能性はゼロではないんですが、こんなこと滅多にありません。
私の場合、週刊誌の原稿で見出しが被ったのは初めてです。


見出しにしても原稿にしても、自分が書いたものには愛着があります。
「作品は、自分の子供と同じようなもの」という言葉をよく聞きますが、まさにそんな感じ。
それが他と被ってしまうというのは、ショックとは言わないまでも、ちょっと凹んでしまいます。
今回のように、変更を余儀なくされることもありますし、被りやすい表現を選んだ自分も何だかなあと。

今までで一番ショックだったのは、当日版(新聞)1面の見出しが他社の新聞の見出しと被ったこと。
忘れもしない、昨年7月6日の米子S。
『阪神大好きパーフェクトジョイ』という見出しが、一字一句違わず被ったんです。
その日は日曜坂路当番で、坂路小屋で他社のTMと新聞を交換したのですが、
一面の見出しを見た瞬間に「ウソやろ……」と膝から崩れ落ちてしまいました。


それでも見出しを考えるのは好きなので、毎週やっていけているんですがね。
当日版の方は、昨年くらいから馬名入り最大15字になったので面白みはなくなりましたが、
馬名を入れずに見出しを打てる週刊誌の方は楽しくてしょうがないです。
当然、馬も好きだし、文章を書くのも好きだし。

やはり、この仕事は天職のようです。

(坂井直樹)

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