夏競馬攻略大作戦・後編
2009/07/17(16:34)
昨日に続いて、「夏競馬攻略大作戦」後編。残りの7頭について紹介する。
◎パラダイスクリーク(現役馬29頭)
9つのチェック項目のうち、複勝平均配当が春を下回っているだけで、あとは夏>春。
出走数を考えれば、新潟の短距離戦が好成績。特に単勝回収率202%を誇る芝1200mが狙い目となるか。100%を僅かに下回っているが、同じく新潟の直線1000mも97%と好成績。単勝平均配当485円は高い数字ではないが、狙ってみる価値はあるだろう。ちなみに、今週はいずれの条件にも出走予定馬はいない。
他ではどうかと見ると、それなりにサンプルがある中で目立つのは小倉芝1800mにおける単勝回収率265%。こちらは今週は日曜最終にマイアイビギニングが出走している。
気になる点といえば、札幌で勝ち星がない点。函館ではそれなりに結果を出しているので、札幌の洋芝が合わないタイプが多いということなのだろうか。買うなら新潟か小倉。札幌では敬遠が吉。
◎パントレセレブル(現役馬3頭)
複勝回収率、複勝平均配当以外はオールクリア。
コース相性を見ていくと狙える条件はハッキリしている。札幌のダートだ。1000mでも1700mでも単勝回収率は100%を超えている。それなりのサンプルがある中だけに価値がある。
いかんせん現役馬が少ないのでつらいところだが、その中にあって、ダートに矛先を向けたサイキョウワールドがプロキオンSで好走した。彼が北海道へ出向くことがあれば狙いどころだろう。
◎フォーティナイナー(現役馬65頭)
久々の9項目オールクリア。春より夏。
イメージとしては短距離ダートで、実際、勝利数ではほぼそうなのだが、回収率に関していえば短距離は狙いづらい。唯一、短距離ダートで単勝を買っていいのは札幌ダート1000m(単勝回収率117%)。他は100%を大きく割り込んでいるか、単発の数値で引き上げているかのどちらか。札幌ダート1000mは総レース数も勝利数もトップで、しかも単勝平均配当が636円と満足度が非常に高い。今週はこの条件にただ一頭、土曜7Rマイディスカバリーが出走する。
さて、短距離ダートでは買えない他のコースだが、イメージが先行している分、長目の距離で人気を落として劇走というパターンで回収率を稼いでいるよう。小倉ダート1700mでは札幌ダート1000mに次ぐ10勝を挙げており、単勝回収率164%、単勝平均配当1066円は立派といえるもの。また、札幌ダート1700mにも同様の傾向が見られ、若干数字は落ちるが、単勝回収率136%をマークしている。
その一方で、新潟ではパッとした数字を見ることができない。新潟では敬遠が妥当だろう。
◎ボストンハーバー(現役馬73頭)
単複とも平均配当が春を下回るが、あとは夏優勢。勝利数が倍増しており、そこで回収率を稼ぐという傾向が窺える。
イメージ通り、短距離志向の成績が出ているが、この産駒のベストは芝、ダートとも函館。今年は狙うに狙えない。
他のコースで買える条件を探すと、単勝回収率130%、単勝平均配当1138円の小倉芝1200mが目につく。函館に比べてそれほど勝率がいいわけではないので難しいが、小倉芝1200mならかろうじて狙えそう。今週はこの条件に土曜2Rイナズマガイア、8Rカシノブシドー、日曜7Rライブリリュウショが出走する。成績的な面を考えると、イナズマガイアに絞って狙い撃ちが効率的かもしれない。
札幌、新潟では目立った成績が窺えなかった。狙うなら小倉芝1200mだけ。
◎マイネルラヴ(現役馬116頭)
全項目クリア。単勝回収率が100%を下回っているのが気がかりではあるが、95%なら、そう悪い数字ではない。
ざっくりとした傾向は、断然芝がいいということ。ダートで高い数値を出しているのはすべてたった一発の高配当。現役頭数がそれなりにいることを考えると、素直に芝で狙っておきたい。
コース別で見ると、最も効率的に映るのは新潟芝1600m。単勝回収率164%、単勝平均配当945円と高水準。平均人気が9.3でありながら、それなりの数字を出しているのだから価値がある。今週は土曜新潟最終に2頭出走予定。個人的には、勢いのある伊藤工騎手騎乗のドリームスカイラブを狙ってみたい。
他なら、札幌芝1200m。単勝回収率125%は勿論満足いく数字だが、それ以上に複勝回収率148%が目を引く。1〜3着までの数字が平均的なので、単勝で狙うよりは、3連複、3連単の軸としての利用価値が高そうだ。今週は土曜6Rシルクパサージュ、日曜4Rエステーラブの2頭が該当馬だ。
小倉は勝利数では他場を上回っているが、回収率は70%あたりに落ち込んでいる。小倉では狙いづらい。
◎マヤノトップガン(現役馬109頭)
厳密には8項目クリアだが、あとの1つは同率だったので上回れなかっただけ。基本的には9項目オールクリア。
心強いのは芝、ダートを問わない点。距離は中距離に集中しているので、非常に狙いやすい。ただ、競馬場ごとに傾向は違う。
勝利数が多いのが札幌ダート1700m。ここは単複回収率がともに100%を超えている。複勝を押さえに単勝勝負が吉と出そうな数字だ。今週は土曜3Rのスナークキャロルと、日曜2Rのウザンハヤブサオーとトミケンコウテイがこれにあたる。
回収率で抜けているのは新潟芝1600mの単勝回収率184%、複勝回収率152%。この複勝回収率は掛け値なしに凄い。勝利数は札幌ダート1700mほどではないが、勝率はそれと遜色ない。今週の日曜4Rマチカネビャッコに注目。
小倉では芝2000mが単勝回収率136%と高水準。それなりの数を稼ぎながら、単勝平均配当1328円だから、非常に満足度の高いコースとなっている。今週は土曜6Rミヤコトップガンだけ。人気薄にはなりそうにないが、素直に信頼したいところ。
◎マリエンバード(現役馬50頭)
複勝関連項目が春を下回ったが、あとは軒並みアップ。勝利数の倍増(10→19)は心強い限り。
この産駒で狙えるのは2つ。小倉芝2000mと札幌ダート1700m。あとは回収率が50%近い。
特に目立つのは小倉芝2000m。極端に単勝回収率が高いので一発で引き上げた可能性大だが、それでもソコソコのサンプル数で平均着順が平均人気を上回っているのだから狙わない手はない。人気でも単。
札幌ダート1700mはサンプル数が最多。それでいて単勝回収率176%は素晴らしい数字だ。複勝回収率も97%だから、うまく活用できれば複勝でカバーできるかも知れない。こちらは今週、日曜最終にコナフェットが出走。長欠明けを叩いて3走目、そろそろ変わりごろかも?
以上、2日間で駆け足での紹介となったが、7〜9月までと3カ月の幅を取っての傾向だけに、今週のみにとどまらず、夏競馬を通して参考にしていただければと思う。読者諸氏の高配当ゲットにつながれば、幸いである。
(坂井直樹)
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