密着
2009/11/21(10:10)
データはデータとして置いといて、トラックマンとしての本命は(15)サプレザにした。
金曜朝には他社のトラックマンから「お、さすが。『外国馬といえば』やね」と言われたが、関西圏の競馬場に入厩している外国馬取材を担当して気づけば5年半(まあ、年に数回だが)。先週のシャラナヤに続いて今週も京都へ出向き、特に今週は水曜から金曜まで同馬とエヴァズリクエストの外国馬2頭に張りついていた。
で、サプレザだが、陣営に取材すると、コレ師が「出走予定馬のデータを集めて、各馬の持ち時計を見て、『これなら』と思って日本へきた」といえば、「1度しか乗ってないけど、その時はもう、勝てることが分かっていたくらい(結果6馬身差の圧勝)。スピードがあるし、日本馬と同じようなリズムで走る馬なので、日本の馬場も合うと思う」とは日本の競馬をよく知るペリエ騎手。
馬自身も、木曜は京都での馬場入り初日とあってか、耳をせわしなく方々へ動かし、キョロキョロしたり影にビクついたりと、どうも落ち着きがなかったが、それが金曜の朝には一変。落ち着き払っていて、追い切りのフットワークも実に機敏。「これなら」と思わせるのに十分な動きだった。
一方のエヴァズリクエストはというと、輸送後でも細さなどはないものの、牝馬にしてはガッシリした体で、パワータイプの走りっぷり。日本の、特に軽い芝の京都がプラスに働くとは思えない。金曜朝の追い切りの動きなどからデキの良さは感じられたので△は打ったが、あまり大きな期待はどうか?という感触だ。
例年、外国馬の陣営は強気一辺倒というか、楽観的というか、「当日、レースが終わればどの馬が一番強いか分かるよ」と、自信があるのかないのか今ひとつ分からない感じのコメントをする。今回のエヴァズリクエスト陣営も例に漏れずそんな感じだったが、その点、サプレザ陣営にはそんな雰囲気が微塵もない。『出走予定馬のデータを集めて、各馬の持ち時計を見て』なんてコメントは初めて聞いた。「本気で来た」というムードが充満していたのだ。そこへきて、あの動き。
初めての日本競馬で海のものとも山のものともつかないが、今回はちょっと騙されてみようと思う。
(坂井直樹)
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