実績より勢い
2010/01/16(14:22)
まずは下の数字を見ていただきたい。
前走オープン(6.8.4.78)、6.3%、14.6%、18.8%
前走準オープン(4.2.3.13)、18.2%、27.3%、40.9%
これは日経新春杯の前走クラス別の成績。パーセンテージは、左から順に勝率、連対率、3着内率。いずれも、準オープンから来た馬が圧倒している。ちなみに、単勝回収率、複勝回収率も、前走オープン組の72%、67%に対して、準オープン組は145%、102%。この組を狙わない手はない。
と、今回の出走馬を見渡すと、これが(8)トップカミングしかいない。わかりやすい。
とはいえ、ここで簡単に飛びつかないのが今年の当班。過去10年の1〜3着馬30頭を対象に、共通点を探ってみて、トップカミングを買っていいか検証してみる。その30頭の共通点は、
1.中7週以内
2.冬場(11〜3月)に連対経験がある
3.オープン2走以下の馬を除き、重賞5着以内の実績がある
4.1年以内に5着以内の成績がある
おおよそこの4点に集約される。
条件1を満たしていなかったのは、04年のシルクフェイマス(1着)と、06年のインティライミ(3着)。前年の12月以降に出走がなかったのは、これに06年のアドマイヤフジを加えた3頭。金杯の時にも挙げたが、体を絞りづらい寒い時季のレースだけに、休み明けの馬は割り引いて考えるのが得策だろう。実際、傾向にも表れている。
条件2は30頭全馬が満たしていた。これも条件1と同じような理由になるだろうか。寒い時季は馬が硬くなって力を出し切れない、というタイプの馬は多くいる。その心配があるかないか確認する意味で、このふるいにかける必要はあるだろう。
条件3だが、重賞出走経験がなかったのが07年のトウカイエリート(2着)、09年のタガノエルシコ(3着)の2頭、1戦だけだったのが2000年のメジロサンドラ(3着)、04年のシルクフェイマス(1着)、07年のトウカイワイルド(1着)、2戦だったのが2000年のメイショウドトウ(2着)、01年のサンエムエックス(2着)、07年のダークメッセージ(3着)。これ以外の22頭の中で、重賞5着以内がなかったのが03年のマイネルプレーリー(3着)。3分の1ほどを例外的に扱わなくてはならないのはどうかとも思うが、下級条件から臨んだ馬が多く馬券に絡んでいる傾向を考えると、緩めに設定したほうがいいのは間違いないと思う。
条件4の例外は08年のテイエムプリキュアだけで、あとの29頭は全馬クリアしている。これはぜひ満たしておきたいところ。
今回のトップカミングは4つともクリアできる。文句なしの◎。
さて、相手探し。上の4つをクリアしているのは、他に(2)マンハッタンスカイ、(3)テイエムプリキュア、(4)サンライズマックス、(10)ゴールデンメイン、(12)メイショウベルーガと、5頭いる。
ここでハンデに注目してみたい。ここ10年の3着以内馬30頭は、49〜58.5キロと幅広いハンデで構成されている。ただ、04年以降、57キロ以上を背負った馬は馬券に絡んでいない。トップハンデが過去10年間で(4、6、8)、1、2、6、14、(7、9)、3、6、4、5着だから、不振なのは確か。ただ、まったく馬券に絡んでいないわけではない。何が違うのか。
57キロ以上のハンデを背負って馬券に絡んだのはここ10年で3頭。
01年 ステイゴールド=G1で2着4回、3着2回
02年 ホットシークレット=01年宝塚記念3着
03年 コイントス=02年有馬記念3着
いずれも、G1で3着以内の実績があった。2000年のスエヒロコマンダー、ペインテドブラック、ブリリアントロードや、04年のタガノマイバッハ、05年のマイソールサウンド、ナリタセンチュリー、07年のアドマイヤフジ、08年のアドマイヤジュピタなど、この条件を満たさず、人気を背負いながら着外へ消えた馬は多い。これがボーダーラインだと思う。今回はインティライミとサンライズマックスが57.5キロを背負っているが、サンライズはこれに当てはまらない。ちなみに、56.5キロで馬券に絡んだのは
04年 ダービーレグノ=01年皐月賞5着
06年 インティライミ=05年ダービー2着
の2頭なので、ハンデ56.5キロの場合はG1で5着以内がボーダーラインといえそう。
さて、これで残ったのは、(2)マンハッタンスカイ、(3)テイエムプリキュア、(10)ゴールデンメイン、(12)メイショウベルーガの4頭。手頃な点数だ。
◎(8)トップカミング
△(2)マンハッタンスカイ
△(3)テイエムプリキュア
△(10)ゴールデンメイン
△(12)メイショウベルーガ
単複(8)@300円、馬連(8)―(2)(3)(10)(12)@100円、合計1000円。
(坂井直樹)
トラックバックURL