単穴を狙える週

2012/01/14(10:40)

 昨年の京都記念。前年の有馬記念3着馬の翌年の成績をピックアップし、「3歳時に有馬記念で3着だった馬は、年明け緒戦で連は堅い、というかほぼ勝てる」という結論に至った。該当したのがトゥザグローリーで、キッチリと結果を出してくれた。

 では、再び有馬記念で3着を拾ったトゥザグローリーの今年緒戦はどないやねん、と。WIN5対象レースなので、単でいいならここは固定できる。

 結論からいくと「馬券的には買うべきだけど頭ではいらない」。86年以降の有馬記念で3着の数が最も多いのが4歳で、昨年末のトゥザグローリーはここに該当する。その4歳馬の年明け緒戦は(2.2.1.2)。当然のように人気を集めるので単勝回収率は38%だが、別にこれだけならWIN5で買わない理由にはならない。

 この7例のうち、年明け緒戦として日経新春杯を選んだ例が3例ある。

88年 ハシケンエルド 3着
93年 ナイスネイチャ 2着
03年 コイントス 2着

 このメンツならそりゃそうだろという声が聞こえてきそうだが、有馬記念で3着するということはそういうことなのだと言えなくもない。ついでなので、2年続けて有馬記念で3着を拾った馬は、カネミノブ(79→80)、ナイスネイチャ(91→92→93)、ダイワメジャー(06→07)、エアシェイディ(08→09)とトゥザグローリー(10→11)と史上5頭いる。

 さて、その2年連続のクチの年明け緒戦は以下の通り。

カネミノブ 81年AJCC4着
ナイスネイチャ 93年日経新春杯2着
ナイスネイチャ 94年AJCC7着
エアシェイディ 10年日経賞2着
※ダイワメジャーは2度目のあと引退

 このうちナイスネイチャは3〜5歳の3連続3着なので、トゥザグローリーに最も近いのは93年の日経新春杯2着となる(カネミノブとエアシェイディは明け9歳)。

 また、他の86年以降の有馬記念3着馬についてみた場合、年明け緒戦で58.5キロ以上を背負って出走した例は3例あるが、勝ったのは最古の87年AJCCのミホシンザン(59キロ)だけ。あとは95年京都記念のライスシャワーが60キロで6着、01年AJCCのダイワテキサスが59キロで8着。3頭とも1番人気だった。そんなわけで頭はないと決め打ちする。ナイスネイチャを参考に、自信を持って2着固定。

 では何が勝つのかという話。週報で挙げた日経新春杯の傾向を参考にすると、

1.5歳以下
2.ハンデ56キロ以下
3.中7週以内
4.芝2200m以上で3着以内がある

 この4点。綺麗に潜り抜けるのが(9)マカニビスティー。昨春の天皇賞4着馬で、前走は万葉S2着と京都の長丁場では安定感がある。2500mの目黒記念で0秒1差の5着があったり、ダートとはいえ2500mの名古屋グランプリで2着もあるので、2400mあれば力は出せよう。

 せっかくなので3着候補も探してみる。さすがに3着とあって条件は緩い。半数が前走で条件戦を走っていたうえ、そこで負けていたりもする。ただ、下級条件からの臨戦で馬券に絡んだ5頭中4頭は4歳馬。他の年を含めても10年で6頭の3着馬が4歳馬だったので、ここから選んでみたい。

 その6頭のうち、2200m以上で3着以内の実績がなかったのは1頭(03年マイネルプレーリー)だけで、出走経験すらなかった馬は1頭もいない。と、いうわけで今回出走している4歳馬の中では(1)スマートロビンだけが該当する。ダノンバラードもリベルタスもG1で3着のある馬だけに怖いが、買っても押さえまで。


 結論。

◎(9)マカニビスティー
△(3)トゥザグローリー
★(1)スマートロビン

 単複(9)@100円、3連単(9)→(3)→(1)@100円で計300円。


 関東に目を向けて京成杯。中山開催の03年以降についてみると、やはりこのレースも久々で臨む馬の成績が思わしくなく、馬券に絡んだ27頭は全馬が中8週以内。今年だと、(8)ベストディールと(16)アーデントの2頭が真っ先に消せる。穴の匂いがするというものである。

 前走距離に目を向けると、勝ち馬9頭のうち7頭が前走2000m。あとの2頭は1600mだが、これは朝日杯FS。また、条件戦からの臨戦で勝った馬はもれなく前走で勝っていた。(2.0.1.1)のエリカ賞勝ち馬が今年は出走していないので、勝ち馬のステップは(2.1.0.2)の朝日杯FS、(3.1.2.15)のホープフルS、(1.2.1.9)のラジオNIKKEI杯2歳Sのいずれか(あと1勝は未勝利直後の03年スズカドリームだが、今年はこのパターンは出走なし)。

 朝日杯FSについては傾向がハッキリしている。馬券に絡んだ3頭が朝日杯FSで掲示板を確保していたからで、特に勝った2頭は関東馬という点でも共通していた。今年の該当馬は朝日杯FS2着馬(15)マイネルロブストだけ。

 ホープフルSも同様で、馬券に絡んだ6頭は全馬ホープフルSの1〜5着馬。勝った3頭は同1〜3着馬で、これまたいずれも関東馬だった。よく見ると、勝った関西馬4頭のうち半数がエリカ賞の勝ち馬だったので、この組がいない今年は関東馬に焦点を絞るべきかも知れない。残るのは(11)コスモアンドロメダ。

 他に検討するべきはラジオNIKKEI杯2歳S組だが、この組はこれといった傾向を導き出せなかった。例年レベルが高いといわれるレースだけあって、掲示板を確保していれば自然と人気が集まるのだが、その割に成績は思わしくない。馬券的妙味がない、ともいえる。何せ13頭が出走して1番人気が1勝したのみで、単勝回収率20%である。これなら買わない方がいい。


 結論。

◎(15)マイネルロブスト
◎(11)コスモアンドロメダ

 単勝(11)(15)@100円、複勝(11)@100円で計300円。

 マイネルロブストは複勝では焼け石に水なので単勝だけ。

 コスモアンドロメダについて、ホープフルSで馬券に絡んだ牝馬というのはかなり少なく、03年ヤマニンアラバスタ、02年マイネヌーヴェル、97年ショウナンハピネス、95年メイショウヤエガキ、93年ウエストサンの5頭だけ。前身ともいえるひいらぎ賞では87年にタイガーローザが馬券に絡んでいる。

 この6頭のうちタイガーローザ、メイショウヤエガキ、マイネヌーヴェル、ヤマニンアラバスタの4頭が翌年春に重賞で馬券に絡んだ。しかも、いずれもフラワーCで、それぞれ3、2、1、2着。

 京成杯自体は過去9年で牝馬が(0.0.0.7)というレースだが、今回に関しては例外視していいかも知れない。仮にここで駄目でも、フラワーCまでは根気良く待っておきたい一頭だ。

(坂井直樹)

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